「ロバート・パーマー」~1949-2003 パワーステーション・変幻自在のボーカリスト

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今回は、デヴィッド・ボウイと並ぶマイ フェイバリット ボーカリスト、ロバート・パーマーについて取り上げます。

 

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ロバート・パーマーとは

 

もともとは母国イギリスで活躍していたR&Bバンドのボーカリストでした。

 

1985年、当時人気絶頂のイギリスのバンド、デュラン・デュランのジョン・テイラーとアンディ・テイラー、シックのトニー・トンプソンらが結成したパワー・ステーションに参加します。

 

私は1985年、高校1年時にクラスメイトのキーボーディストに誘われてバンドを始めたのですが、一番最初はデュラン・デュランのコピーバンドでした。そしてこのスーパーユニット、パワーステーションには夢中になりました。

 

ロバート・パーマー (Robert Palmer) – ボーカル
アンディ・テイラー (Andy Taylor) – ギター
ジョン・テイラー (John Taylor) – ベース
トニー・トンプソン (Tony Thompson) – ドラム

 

代表曲の「Some Like It Hot」、T-Rexのカバー「Get It On」をはじめ、ゴリゴリのリズム隊の奏でるサウンドは一世を風靡しましたね…ファンクとロックの融合、というのがとにかくカッチョよかった!

 

 

結成のきっかけは、ジョン・テイラーがデュラン・デュランでアイドル視され、音楽的にはまったく評価されないことに不満を感じ、アンディを誘って別プロジェクトを企画、アンディが憧れのロバート・パーマーに話を持ちかけ…という事だそうです。

 

このアルバムのサウンドはなんといってもドラムにかけられたゲート・リバーブと、残響音をスパっと切る独特の音響処理にあります。

Album「The Power Staion」についてさらに詳しくはこちら

 

 


 

その後、ロバート・パーマーはツアー前にパワーステーションを脱退、再びソロにもどります。

 

1985年、アルバム「Riptide」からのシングルカット“Disciplin Of Love” に続くセカンドシングル “Addicted To Love”(邦題・恋におぼれて)が全米1位の大ヒット!

 

無表情の女性モデルのバンドを従えて歌うPVはいたるところでパクられました。(グラミー賞最優秀男性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞受賞)

 

 

1988年、アルバム「HEAVY NOVA」”Simply Irresistible”(邦題・この愛にすべてを)も全米2位のヒット!

 

2度目のグラミー賞最優秀男性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞しました。

大学時代、この辺りの楽曲をカバーしてました…。

 


 

1990年 「Don’t Explain」ではスティーヴ・スティーヴンスと、1994年 「Honey」ではヌーノ・ベッテンコートと組んで、「アルマーニを着てスラッシュメタルを唄う」と評されました。

 

なんとDevoのカバー「Girl U Wont」

 

全米でのラストヒットはマーヴィン・ゲイの “Mercy Mercy Me (The Ecology) / I Want You” のメドレーカバーでした。

 

そして2003年9月26日、パリ滞在中に心臓発作により客死(享年54歳)。

 


 

ほんとにソウルからロック、メタル、ハードロック、さらにはヨーデルまで、魅惑の唄声を持つ伊達男でした。

 

何を唄っても似合う、そして粋な洒落を忘れないスタイリッシュなボーカリスト。スーツを着てロックする、というスタイルが好きでした。

 

初期のパワーステーションではロバート・パーマーはツアー前に脱退してますが、私は再結成時、1996年の日本公演 渋谷公会堂を観ることができました。(再結成時は今度はベースのジョン・テーラーが不参加、プロデューサーのバーナード・エドワーズが参加)

 

彼のソロ・キャリアでオススメのアルバムは

Pride(1983年)
Riptide(1985年)
HEAVY NOVA (1988年)
Don’t Explain(1990年)
Ridin’ High(1992年)
Honey(1994年)  などなど・・・

 

そして、ライブ盤ですがこの「Live at the Apollo」(2001年)めちゃくちゃカッチョいいです!パワーステーションの楽曲も含まれ、まさにベスト オブ ロバート・パーマー ライブ。必聴!

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