プロレス

力道山はなぜ、木村政彦に負けなかったのか①~1954 ベストセラーに対する私論 前編

プロレス、格闘技ファン以外からも大いに話題となり、「木村政彦」という伝説の柔道家を一気に世に知らしめた、2011年刊行のベストセラー『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』増田俊也著(新潮社)。 いまから65年も前の出来事であるプロレスリ...
クルマ

「ホンダ シティ カブリオレ」〜1984 真剣にフザけた名車

浪人が決まるや否や「予備校に通うため」という口実で中型免許を取り(勉強しろよ)、ずっとバイク乗りだった私が、社会人になって初めて自分で買ったクルマが真っ赤な「ホンダ シティ カブリオレ」でした。 「オープンカーに乗りたいが、4シーターのオー...
映画

「仁義なき戦い」〜1973 日本映画最高傑作

「好きな映画は?」と訊かれたら、邦画なら間違いなくコレです。 日本映画の華やかりし最期の時代、錚々たる顔ぶれの個性的で濃すぎる役者陣の、ド迫力のせめぎ合いがたまりません。 この作品を観るたびに「俳優個々人による全面対抗戦みたいだ」と感じます...
プロレス

「猪木 日本プロレス追放事件」④〜1971 当時の猪木の言い分

①馬場と猪木 ②時系列ドキュメント ③関係者コメント集 に続いては、この事件について長く「通説」とされてきた、「当時の猪木の言い分」をご紹介します。 *文中敬称略 アントニオ猪木の言い分 かれこれ30年前。この猪木追放〜馬場との確執をはじめ...
プロレス

「猪木 日本プロレス追放事件」③〜1971 関係者コメント集 裏切り者は誰だ

①馬場と猪木 ②時系列ドキュメント に続き、今回は③関係者コメント集-「裏切り者は誰だ」編です。 *文中敬称略 まずは当事者であるこの人から。 ジャイアント馬場 猪木の反論会見当日に渡米した馬場は、アメリカでゴングの加山特派員にインタビュー...
プロレス

「猪木 日本プロレス追放事件」②〜1971 時系列ドキュメント

①「馬場と猪木」に続き、いよいよ今回は時系列で事件の真相に迫るドキュメント編です。 *文中敬称略 第1章 猪木挙式からクーデターへの胎動 ●1971年 11月2日 - 京王プラザホテルで猪木が人気女優 倍賞美津子と“一億円挙式” 媒酌人は大...
プロレス

「猪木 日本プロレス追放事件」①〜1971 日本プロレス史上最大の事件

ジャイアント馬場とアントニオ猪木。 力道山の死去後、昭和の日本プロレス史はこの2人の約40年に渡る、対立の歴史です。 なぜ、この2人はこれほどまでに対立していたのか? そして、新日プロクーデター事件、大量離脱事件では下から突き上げを喰らった...
書籍

日本はなぜ、原子力発電に突き進んだのか?〜正力松太郎とCIA②

正力松太郎氏とCIAとの関係について、前回①で「力道山・プロレス」と「日本テレビ」の共存共栄についてご紹介しました。 ②である今回は、「正力松太郎」と「原発」についてのお話です。 なぜ正力氏は「テレビの父」と共に「原子力の父」と呼ばれるのか...
プロレス

「力道山」と「プロレス」はなぜ、戦後日本に大ブームを巻き起こしたのか?〜正力松太郎とCIA①

”「力道山」と「プロレス」はなぜ、戦後日本に大ブームを巻き起こしたのか?” ”通説”として語られるのは、 「大きなガイジンをバッタバッタとなぎ倒す力道山が、敗戦した日本国民の鬱屈した気分を晴らしたから」。 しかし、よく考えれば、不思議なこと...
アイドル

悶絶!キャッチフレーズ集~昭和アイドルの恥ずかしすぎる代名詞

昭和アイドルには、デビュー時にキャッチフレーズ、というのが必ずついていました。 「業界のオジサンたちがあーでもないこーでもないとアタマをひねって考えたんですね」というのがまるわかりで、聞いてるコッチがこっ恥ずかしくなる悶絶モノの宝庫・・・ ...
プロレス

「2018年の中邑伸輔」~WWE レッスルマニア メインイベントの快挙

「WWE」というプロレス団体をご存じでしょうか。  ©WWE,Inc.All Rights Reserved. 「スポーツの激しさとドラマのストーリー展開」をコンセプトに、世界規模でエンターテイメントのビジネス展開を行う巨大企業(会長兼CE...
アイドル

「1985年の斉藤由貴」〜80年代アイドル②『卒業』『AXIA』を考察する

久々に女優、CMタレントとして注目を浴びて…と思っていたら、やっぱりまたもや「24年ぶり3度目」の不倫スキャンダルでお騒がせの斉藤由貴さん。 80年代、彼女の楽曲は名曲が多く、当時の歌番組で独特な存在感を醸し出していましたし、当時の尾崎豊と...
特撮

昭和特撮「仮面ライダーストロンガー」〜ネーミングの謎 1975

今回は、40年ぶりに解けた謎を一つ。 1975年に放送された仮面ライダーシリーズ第5作「仮面ライダーストロンガー」。 この「ストロンガー」というネーミング、子供ゴコロに意味不明でした。 この「ストロンガー」はモチーフがカブトムシ。特性は電気...
特撮

昭和特撮 日曜夜7時の仁義なき視聴率戦争!〜1971 ミラーマンvsシルバー仮面/アイアンキング

今回は1971年、第二次怪獣ブームに巻き起こった日曜夜7時の視聴率戦争と、その意外な勝利者についてお届けします! ▶YouTube版はこちら 第一次視聴率戦争~「シルバー仮面」(TBS)VS「ミラーマン」(フジテレビ) 大阪万博の翌年、19...
アイドル

「1981年の松田聖子」~80年代アイドル① 81年”最強”説

80年代を代表するアイドル、といえばなんといっても松田聖子さんです。 当時、後に続くアイドルはもちろん、クラスの女子も全員「聖子ちゃんカット」という社会現象。「お人形さんのような」正統派のトップ中のトップアイドルでした。 でも、実は私は、当...
マンガ

てんとう虫コミックス「ドラえもん」~知ってるつもり?ドラえもん

藤子・F・不二雄先生の国民的キャラクターとして説明不要な「ドラえもん」。 水田わさびドラにリニューアルされてもう10年以上経つのに、いまだに「大山のぶ代じゃないと認めない」とか言う声も多いですが。 私からしたら、大山のぶ代さん時代のドラえも...
TV音楽番組

「夜のヒットスタジオ」(フジテレビ)~伝説のTV音楽プログラム③

「ザ・ベストテン」と並ぶ、我々世代の音楽番組といえば・・・ 「夜のヒットスタジオ」 1968年11月4日〜1990年10月3日 毎週水曜日 21:00~22:55(DELUXE時代) フジテレビ系 フジテレビの黄金時代を支え、なんと22年間...
TV音楽番組

「ザ・ベストテン」(TBS)~伝説のTV音楽プログラム②

80年代のミュージックシーンといえば・・・ 『ザ・ベストテン』 1978年1月19日〜1989年9月28日 TBS系列局 毎週木曜日 21:00 - 21:54(生放送) 全603回放送 毎週、生放送で独自邦楽ランキング上位10曲をカウント...
音楽

80年代名盤③「吉川晃司」~1984 2ndアルバム「LA VIE EN ROSE」

1984年、映画「すかんぴんウォーク」とシングル「モニカ」でセンセーショナルにデビューした吉川晃司さん。 私が彼を初めて認識したのは、1984年4月1日に日本武道館で行われた「第13回東京音楽祭」のTV中継でした。ピンクのスーツを着た男性ア...
映画

東映まんがまつりvs東宝チャンピオンまつり〜昭和の2大”夢のオールスター”映画興行

今回は、昭和のちびっ子を熱狂させた、2大映画会社のオールスター興行。 「東映まんがまつり」vs「東宝チャンピオンまつり」を、 懐かしい当時のポスターと共に振り返ります。 その昔、「宇宙戦艦ヤマト」が登場する以前は、「アニメ」「アニメーション...