アントニオ猪木が体操のおにいさん?〜1972-1974 幻の番組「みんなあつまれキーパッパ」


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シニア プロレスファンの方のブログで

「新日プロ旗揚げ直後、低迷する猪木がテレビ番組で体操のお兄さんをしていて、なにやってんだ、そんなことしてる場合かよ、と思った」

こんな話を聞き、てっきりNET(現:テレビ朝日)だと思って調べてみたら・・・なんとフジテレビでした。

その名も…

「みんなあつまれキーパッパ」

1972年10月1日~1974年3月31日
毎週日曜 10:30 – 11:30
フジテレビ系

出演者
なべさん:なべおさみ
コタロー(お姉さん):山田由美子
ガンちゃん(ウエスタン風の歌のお兄さん):岩倉忠
アッチン(歌のお兄さん):川口厚
アントンさん(体操のお兄さん):アントニオ猪木

 

●当時月曜から土曜までの帯で放送されていた「ママとあそぼう!ピンポンパン」(’66~’82年)の人気に便乗、まだ子供番組の無かった日曜朝でスタート。

 

●毎回60人ほどの一般の子供たちをスタジオに招き、のど自慢・カントリーソング・遊び・体操などを行う。

 

●1年半続いたものの「ピンポンパン」や’73年スタートの「ひらけ!ポンキッキ」のような人気には至らず、後年のフジテレビ回顧番組や猪関連番組でも取り上げられることは少ないレア番組。

 

なのだそうです。

「昭和の子ども教育番組」特集で「なんで日テレとフジだけなの?NETは?」と思ってましたが、まさかの(またもや)フジテレビで、そして大失敗していたという・・・

 


 

■アントンリズムとは何か?

 

番組のテーマ曲は

「みんなあつまれキーパッパ」
作詞:山元護久・井上ひさし、作編曲:すぎやまこういち
歌:山田由美子・岩倉忠・川口厚

作詞、作曲共になかなか豪華な顔ぶれです。

 

そして、我らがアントニオ猪木の楽曲が

「アントンリズム」
作詞:山元護久、作編曲:すぎやまこういち
歌:山田由美子・岩倉忠・川口厚

気になるこの楽曲、残念ながら映像はありませんでしたが、歌詞だけ判明しました。

 

パンパラ パンパンパ キーパッパ~ 
パンパラ パンパンパ キーパッパ~

反則ゴリラが ヨッタヨッタ
威張ってゴリラが ヨッタヨッタ

負けるな 負けるな 男の子
脳天くい打ち ピッシピッシ
ドロップキックで ガッタガッタ

やったぜ やったぜ 男の子~
むらがる敵をバッタバタ~ 
怪物どもをポッキポキ~

ぜんぶ束でコンコンコンコン~
ヤー! オー! エイエイオー!

 

こんな具合で2番は女の子の番、

 

ヘッドシザースでギッシギッシ
コブラツイストでミッシミッシ…

 

音源は残っていて、CD化されているようです(笑)

 


 

■当のアントンご本人のコメント

 

「プロレスの試合以外にタレントとしてテレビに出るのは初めてのことだし、なんだか照れくさい。ま、そのうち慣れるかな…。子供はそりゃ好きですよ。自分にもそろそろ子供ができればいいな、と美津子とも話しているくらいでね。子供のプロレスファンも多いことだし、本職のプロレス人気に、少しでも役立てればいいと思うしね。なにしろ、いまプロレスは大変だろう。4つも興行団体があるんだから、地方巡業をしても僕らも切符を売らなきゃならないほど、競争は厳しいもんな。そのうち、体操を通してトレーニングの厳しさ、プロレスの見所なんかも教えるよ」

 

これぞまさしくリアル「アントニオ猪木:談」。

 

そうです、この時期は新日本プロレスに続いてジャイアント馬場の全日本プロレスも旗揚げ直後で、日本プロレス、国際プロレスと4つ巴の様相。そして新日プロにはまだ、テレビ中継が付いていないという非常に厳しいタイミングなのです。

 

なので当時のアントニオ猪木としては、たとえ子供番組でもなんでもやって、チケットを売らないと・・・と考えたのでしょう。

 

当時の愛妻、倍賞美津子さんは、
「アントンって、ほんとは気の優しい、子供好きなひとですよ。小川宏ショーのご対面番組に出た時、子供の頃に優しくしてくれたおばさんが出てきたら、涙ぐんで喜んだくらいなんですもの。プロレスで忙しくなるのが一番いいことだけど、アントン体操はプロレスの豆ファンを増やすことにもなるでしょう。いいことじゃない」
と、全面バックアップ!

おそらくは「会社乗っ取りを企てて追放」汚名を払拭させたい、という想いもあったんでしょうね。。。

以上、知られざる「アントニオ猪木 苦闘の歴史」でした(笑)


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