「宇宙戦艦ヤマト」と西崎義展氏③赤坂のデスラー

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■ヤマトの原作者は 松本零士さんではなく 西崎義展さんという「怪人」!

 

「宇宙戦艦ヤマト」の原作は松本零士さん、というのが日本人の常識ですが、実は違います。

現在の原作者は裁判沙汰の結果、西崎義展氏(故人)となっています。

 

この人は何者かというとアニメ界最初で最後の「個人プロデューサー」です。

膨大な人手がかかるアニメ制作の莫大な資金を1人で背負い、カネも出すから口も出す、会議が長くて作画できないと安彦良和氏も逃げ出すほどのこだわりで、超めんどくさい人だった、というよりズバリ言ってキ●ガイです(褒め言葉)

 

松本零士氏を美術設定デザインに起用したのもこの人です。メカニックからなにから作り直した松本零士は「監督」としてクレジットされていますが、実際の演出は後の「超時空要塞マクロス」で知られる石黒昇氏でした。

 


 

この西崎義則という人の経歴は、

 

母方の祖母は海軍大将、父の妹は西崎流の家元・西崎緑。後に因縁のある石原慎太郎氏さえうらやむ名家の西崎は東大進学に挫折して父から勘当される

その後ジャズ喫茶の司会から音楽制作プロデューサーとなり、オフィス・アカデミーを設立して創価学会系の民音(民主音楽協会)のイベントで儲けるが、借金を作りすぎて海外に逃亡

再び日本に戻って来るや手塚治虫のマネージャーとなり、関連会社の虫プロ商事で『ふしぎなメルモ』のアニメ化などに辣腕を振るう

強引なやり方で人心は離れた上に、虫プロ商事の経営立て直しも失敗。手塚先生から『海のトリトン』の権利を引っぺがすようにアニメ化し、作品を任された富野監督もしばらく手塚先生と疎遠になるトバッチリを食らわせる。

 

と、ヤマトに至らないここまでだけでも、すでに波乱万丈です。

 


 

この方の生涯はこの書籍に詳しいのですが、とにかく面白いので読んでみてください。

目立ちたがりで大ぼら吹き、口八丁手八丁、カネに汚くこの宇宙戦艦ヤマトで一攫千金を当てると銀座で豪遊、ハーレーダビッドソンを20台も買い、女ったらしでマンションに愛人を多数囲い自称「赤坂のデスラー」…マンションは2フロア購入して天井ブチ抜いて螺旋階段付けるというレベルの総統陛下なワケですよ!

ヤマトの諸君…

 

とにかくヤマトに取り憑かれて、劇場版『さらば』で超巨大戦艦に特攻させて「もう、二度と姿を現すことはありません」とテロップを流しておいてそのテレビ版である『宇宙戦艦ヤマト2』で結末を改変して主人公達を生き残らせ、ファンを激怒させたのはこの人なのです。

 


 

晩年、石原慎太郎閣下を巻き込んでの銃刀法不法所持やら覚醒剤で逮捕服役を繰り返し、松本零士と原作権を争って法廷沙汰、それでも出所後に復活して「宇宙戦艦ヤマト 復活編」を制作、公開し、最期は小笠原諸島で所有クルーザーで非業の事故死を遂げました。

 

「普通の人だったら、例えば、老後のこととか考えますよね。あるいは自分の家族にどうやって財産を残すかみたいなね。でも、おそらく西崎氏の中にはその考え方はなかった。彼は「強欲だ」とか「金に汚い」とか言われましたが、少なくとも自分で金を貯め込もうとは思っていないんですね。つまり、何かやるためには絶対金がいるし、他人から見れば無駄な浪費というのも、女性関係を含めて「俺が豊かな気持ちで過ごしていない限り、良い作品は出来ないんだ」と。そういう思考なんですよ(笑)。」

 


 

<オススメBlog>

岡田斗司夫氏が庵野秀明氏と一緒に西崎義展氏に呼び出された話
http://lee2424.tumblr.com/…/%E8%A5%BF%E5%B4%8E%E7…/amp

西崎氏の獄中手記やら設定資料やらアーカイブ
http://web.archive.org/…/homepage3…/newyamato/index.html

コメント

  1. 大石良雄(本名) より:

    拝啓 サイトヘッド様には猛暑の中、大変お世話になっております。
    しかしこのサイト様は、非常に奥が深く参加させて頂く事に本当に感謝しております。
    *「著作権(C)は大変難しく複雑で、誤解や勘違いや妄想が生じやすい」
    まさに上記の「宇宙戦艦ヤマトの著作権騒動」はその典型と言うべき一例でした。しかし一番の根源は「松本零士の勘違い=というよりも核心的な行動」にあります。此処で残念ながら証拠保全がされず提示が不可なのですが、もう40年近く前の某アニメ紙の中で「西崎義展と自分の明確な線引き」を語っていました。つまり記憶ではヤマトの根源の部分は西崎サイドで造られた様ですと。このアニメ紙は有名で、おそらく何処かで見る事は可能でしょう。
    実はこういった例は「キャンディキャンディ」等のこじれきった関係が有名で、人気作品の再放送リピートすら無い。「原作者と漫画家がこじれる」と結局誰も得をしないのです。ヤマト騒動と共通するのは驚く事に、片側が「突然一方的な権利を主張し始める」と。おそらくはバック背景には誰かがジャッキアップしている者達=それによって漁夫の利を得ようとする意地汚い連中等の口車に乗せられたか何かでしょうね。此処で一番問題は、音楽で言えば「作曲と編曲の関係」 昔の映画で言えば「ヒットした映画の根源や理由=有名な例として、松竹愛膳桂のヒットは、主題歌に在ったのか? 映画自体に在ったのか? の騒動」等ですが、我々第三者=底辺のコンシューマーから視たら非常に滑稽なのは「映画音楽などはその本体の映画が存在しての音楽」であり、そもそもその映画が無ければその音楽は存在しないと言う事実を知るべきだし、映画もその音楽が無ければヒットしたか否か?は解らないと。どうしてこういう「単純シンプルな、小学生のガキでも解る様な正常な理屈」が大の大人に解らないのか、、、、上記の「ヤマト騒動」では、まず考えられるのは「誰が一番最初にその企画を考えだし提出し、骨格を決めて、誰が銭金を集めて出したのか?」が基本であります。その上で「漫画を誰かに、まぁ言葉は悪いが外注下請けアウトソーシングした=その漫画作者がそもそも松本零士だった」だけの話ですね。
    こんな簡単な事も理解できず、最高裁まで行ったと言うのは恐るべき強欲強引傲慢しか無い。
    しかし、どうも40年前後以前の大昔、例の円谷とチャイヨーの騒動と似ているのは「そもそも一番最初の段階で、こういう面倒生臭い事ははっきりと弁護屋等を入れて、公正証書に残すべきだった これを怠っていた西崎サイドも落ち度があり」ます。
    サイトヘッド様は、上記で「西崎義展の本とか、プライベートの何某とか、何かと関心がある」様子ですが、自分としたらそんなくだらねぇ事は今更一切合切どうでも良いです。
    「宇宙戦艦ヤマト」とは関係も無い。人間性を問うなら「ベートーヴェン等は、今生きておられたら毎日三面記事に出ておられた」と。実は、、、、サイトヘッド様はどう思われるか? 物凄く興味関心がありますが、「オリジナル」ってぇ存在するのか?なのです。
    実はこの「宇宙戦艦ヤマト」ってぇ、この手の話は過去「東宝の海底軍艦」がまさに空を飛ぶ戦艦でしたね。そのオリジナル原作は「明治時代の押川春朗」と言われます。かつて「シンセを早くから教育に取り入れ話題になった鈴木教授はいみじくも、人間は聴いた事の無い音は造れない」と。実は、自分自身もそうなのですが現在「TV、映画、音楽、演劇 他エンタメ全般」全て完全なオリジナルなんてぇ絶対にあり得ません。必ず過去の誰かの影響下やお手本が存在します。実は自分が既に数百書かせて頂いている駄文も、残念ながら全てそうです。
    大体「某大河ドラマなんぞで、歴史上の人物をご本人の許諾も得ずに勝手に書き飛ばして、それで著作権を主張する」なんぞどう考えてもおかしく滑稽です。同じような事例で過去「ブラームスが発表したハンガリアンダンス(舞曲)=当時の裁判で勝つためにブラームスは、作曲では無く編曲として勝訴しました。更に中には「実際の事故事件を、唯単に取材しただけで、事実を事実として書いただけで著作権主張してぼろ儲けしている」者もいた。
    そんな中でも作家の「森村誠一氏は、某著書でペアズワーク」と言う言葉を用い、外部取材者の存在と名を明かし、どういう役割分担かを明確にした。これは非常に良い例で作家の正直さと人間性を感じます。上記の「宇宙戦艦ヤマト」にしろプロデューサ一人が幾ら頑張っても息張っても踏ん張っても、周囲に優秀なスタッフがいなくては何も出来ませんね。西崎義展の最大の功績は、本人もFMレディオで語っておりますが「音楽的な部分=宮川泰先生の創られた素晴らしい音楽」であると。まさにその通りで、どうも西崎義展は音楽の基本な事も何もほとんど解っていなかった様子で、、、、(苦笑) まぁ松本零士もこういった事で人間性を疑われたりファン離れが加速したり、結局損をするのは誰か? を考えればこうした愚行をして世間から嘲笑される事も無かったでしょう。別段どうでも良い人物ですから、、、
    著作権とは? 実に様々な複雑な要素が入り交じり、当然ながら改正も行われ、相当に勉強しなくてはなりません。更に「監督=クラシカルオーサー 作曲家=モダ-ンオーサー 著作隣接権」等など、とても簡単一筋縄ではいかない法律です。我々も一度、少し真面目に勉強してみるだけも価値は十分に在ると確信いたします。   敬具

  2. Hidari_uma より:

    イニシャルで出てた愛人(ネットには実名が出てる)にも驚いたけど、
    今の時代で対抗できるのは、ZOZOの前澤さんくらいかな?

    • MIYA TERU より:

      コメントありがとうございます。ですね、ネットでは実名も出てますが、ココでは敢えて伏せました(笑)。ZOZOの前澤氏、なるほど。いまの時代なら西崎氏は炎上どころの騒ぎではなくコンプライアンスの名のもとに抹殺されることでしょうね(笑)

  3. Hidari_uma より:

    西崎ワールドに引き込まれると、なんだか真似をしたくなって、
    仲間と愛の大切さを再認識したし、行動が変わったような気がする・・・

    映画館から出て、しばらくはその人になりきってしまうような(笑)
    豪快なようで、その実は繊細で寂しがりだったのかな?

    • MIYA TERU より:

      コメントありがとうございます。ホント、近寄りたくはありませんが、面白過ぎる人ですよね。すべてのカネを出す、リスクも背負う、でも儲かったらオレのもの!というプロデューサーは唯一無二じゃないかと…繊細でさみしがり、というのは私もそう思います。それを超えるくらいにブッ飛んでたのでしょうけど(笑)

  4. Hidari_uma より:

    最近、この本を読みました。
    宇宙戦艦ヤマトも45年ぶりに見て、大きな刺激を受けてます。
    デスラー総統のくだりも面白かったな(笑)

    • MIYA TERU より:

      コメントありがとうございます!西崎さん、強烈ですよね。そうとしか表現のしようがない(笑)

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