60年代-70年代 日本の名車 〜デザインがカッコいい国産車列伝

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最近のクルマのデザイン、どれもこれも目つきが悪いのが気に入りません。

どいつもこいつもガンダムかよ、と言いたくなる目つきの悪さ…。なんなの?機嫌悪いの?

 

翻って1960〜70年代の国産車のデザインを見ると…「果たしてカーデザインは進化していると言えるのか?」甚だ疑問です。

もちろん空気抵抗や安全性は段違いに進化しているのでしょうが、「ルックス」という点では、むしろ劣化してるのではないか、とさえ思ってしまいます。

 

渡辺謙さんなら「最近のクルマ、どれも目つきが悪すぎて好きじゃなぁぁいッ!」と激怒するレベルです(©ハズキルーペ)。

 

そんなワケで、今回は60〜70年代の国産車から、私の「好きなルックスのクルマ」を、発売年代順にご紹介します

※あくまで見た目の好みですので、エンジン性能についての話はほぼ出てきません。悪しからず(笑)。

 


1955年
トヨタ クラウン 初代

当時のアメ車の影響を受けつつ、ルックスはどことなく漆塗りの仏壇チックなメイド イン ジャパン。ちなみにドアも観音開きです。なんとオプションで空気圧の自動ドアもあったとか。

 

1958
スバル 360

1958年から1970年までのべ12年間、モデルチェンジを繰り返しながら約39万2,000台が生産された、日本の高度成長期を支えたクルマ。「てんとう虫」の愛称でいまなおレストアして保持する愛好家が全国にたくさんいる、名車です。

 

1963年
プリンス スカイライン 2代目

第2回日本グランプリに出場、ポルシェ904GTSをヘアピンで抜き去るという離れ業で「羊の皮を着た狼」と呼ばれたスカイライン。この2代目は最先端の細いピラーを施した美しいデザインです。

 

1965年
いすゞ ベレットGT

アルファロメオGTVを意識したのが丸わかりですが、おしりがぐっと下がってるところがオリジナル?卵の殻をイメージした、なんとも魅力的なルックスです。

 

1965年
トヨタ スポーツ800

「ヨタハチ」の愛称で知られる名車。開発責任者は戦時中に航空機の設計をしていた長谷川龍雄氏、デザイン担当は航空機や潜水艦の設計をしていた佐藤章蔵氏、ということで美しい流線型のフォルムも納得です。

 

1966年
ホンダ S800

1965年にF1で初勝利(!)を挙げたホンダが、翌年発売した高性能小型スポーツカー。愛称は「S8(エスハチ)」。オープンカーとクーペがありました。

 

1965年 
日産 シルビア

80年代にデート車、ナンパ車として一斉を風靡したシルビアの初代モデル。クリスプカットと呼ばれた美しいデザインはいま見ても素晴らしい。しかし価格が割高でスカイラインやフェアレディと比べ商業的にはいまひとつだったとか。

 

1967年
ダットサン ブルーバード 3代目 510

歴代ブルーバードの中でも最初のビッグセールスを記録した3代目は、社内デザイナーによる「スーパーソニックライン」と呼ばれる直線的、彫りの深いシャープなデザインで人気でした。

 

1967年
トヨタ2000GT

数ある日本車の中でも「名車中の名車」と呼ばれる伝説のクルマ。トヨタとヤマハの共同開発によって生まれました。高速耐久スピードトライアルで3つの世界記録と13のクラス別国際新記録を樹立したモンスター カーでもあります。発売当時の価格は238万円、(この年の大卒初任給が2万9千円)現代の貨幣価値だと1,600万円〜。しかし生産台数が僅か300台程度しかなく、現在の中古車価格は5千万円以上、と言われます。映画「007は二度死ぬ」のボンドカーとしても有名です。

 

1967年
マツダ コスモスポーツ

世界で初めて本格的にロータリー エンジンを量産、実用化したマツダ(東洋工業)の伝説のスポーツクーペ。「帰ってきたウルトラマン」のMATビハイクルとしてもあまりに有名です。当時価格は148万円、現代の貨幣価値に換算すると1千万円オーバーの高級車でした。

 

1970年 
トヨタ セリカ1600GT

日本初のスペシャリティ カーとして登場した初代モデル。スパルタンなルックスで、70年代に一世を風靡しました。

 

1970
日産 スカイライン 2000GT-R

通称「ハコスカ」3代目スカイラインに、レーシングカーR380のエンジンをデチューンして搭載。超いまに続く「GT-R」の初代モデルです。レースで49連勝を含む通算52勝という大記録を打ち立て、「伝説」「神話」と呼ばれています。

 

1970年 
三菱 ギャランGTO

アメ車テイストを小型サイズに取り込み、マッチョなスタイルで当時の若者に熱狂的に支持されました。

 

1971年
三菱 ギャランクーペ FTO

ギャランGTOの弟分モデル。ちなみにGTO、FTOともにイタリア語の略語で、GTOがGran Turisumo Omorogata(公認されたグランド ツーリング カー)、FTOがFresco Turismo Omologare(若々しいツーリングカーの創造)という意味。GTOと共に、後にブランドが一時的に復活します(私はかつて2代目FTOに乗ってました)。

 

1971年
日産 フェアレディ240Z

私たち世代にとっての「フェアレディZ」はなんといってもコレです!グラマラスなシルエットで安価、さらには走りも素晴らしく、北米市場でも大人気だったとか。

 

1973年
日産 バイオレット 初代 710

サニーとブルーバードの中間クラスを担う新規車種とされながら実際はブルーバード シリーズという微妙な立ち位置のクルマで、ブランディング失敗と言われますがルックスは好きでした。ネーミングもカッコいいですよね。

 

1975年
ホンダ シビック初代 1200RS

「ユーティリティ ミニマム(必要最小限かつ最大効果)」のコンセプトでバカ売れした大衆車です。
世界初となるアメリカ マスキー法をクリアした「CVCCエンジン」を搭載したエポック メイキングカーでもありました。メイドイン ジャパンのコンパクトカーの見本のような、アライグマのようなキュートなルックスです。

 

1978年 
マツダ サバンナ RX-7

ロータリーエンジンの軽量小型の特徴を活かした初代コスモスポーツを受け継いで生まれたサバンナ RX-7は、リトラクタブル ヘッドライト搭載で超人気車となりました。フェアレディZ同様、ポルシェを意識した顔ですが、どことなくカエルを彷彿とさせるルックスですね。

 


 

いかがでしょう。

往年の国産車のデザイン、カッコよくないですか?

私はこのデザインのまま、いまの性能のクルマを出してくれたら即買います。

並べてみて改めて、私はクルマは丸目が好きなんですね。

そんな私は、いまミニ クロスオーバーに乗っています(笑)。

 

もしこの記事が好評でしたら、そのうち80年代-90年代編をお送りします!

 

つづく?

 


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