「1.4事変」橋本真也vs小川直也 〜1999 東京ドーム ④試合後の舞台裏ドキュメント

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「1.4事変」橋本真也vs小川直也 〜1999 東京ドームを振り返る

その①「試合までの流れ」

その②「試合展開」

その③「放送直後の私感」

に続くその④は「試合後のドーム舞台裏」をご紹介します。

 

前述(その②参照)の小川、橋本がそれぞれ、共同インタビューに応えた後、総評を求められた坂口征二(当時新日プロ会長)は「所詮、水と油。U.F.O.とは深入りしない方がよかった。まぁこういった幕開けはキャッチフレーズ通りかもしれないな」と自嘲気味にコメント。

 

ここからは後に発売されたさまざまな書籍などから、信憑性の高そうな情報を、時系列で並べてみます。

 


 

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橋本は小川と電話で会話していた

 

橋本は会見後、
「どういうことなのか、オヤジ、小川と話をさせろ!」
と新日プロの永島取締役に迫ります。
永島氏は橋本の迫力に圧され、U.F.O.側控室に籠る猪木の携帯に電話。

 

永島「会長、これはいったいどういうことなんですか?」
猪木「いや、俺もまさかここまでやるとは思ってなかったんだ」
永島「いま、橋本が小川と話したいと言ってるんですが、かわってもらえますか?」
猪木「あぁ」

 

ここで橋本と小川が電話越しに会話。

橋本「オガワ、オマエこれはどういうことなんだ!」
小川「すいません、アタマが飛んでしまって・・・すいません」
橋本「オマエには俺を救う義務があるんだぞ、おれを助けなきゃいけない。どうする!?」
小川「わかってます、すいません…」
橋本「本当にそう思っているんなら、直接話をしよう!」
小川「すいません」
橋本「明日はどうだ!?」
小川「すいません、明日はちょっとダメです」
橋本「じゃあ明後日は!?」
小川「明後日も用事があって…」
橋本「じゃあ、その次は!?」
小川「その次もちょっと…」
橋本「もういい!」

 

小川の煮え切らない態度に業を煮やした橋本が電話を切りました。

 


 

控室で選手を前に長州が対処を宣言していた

 

それと前後して、全試合終了後に控室に、新日選手に対して集合がかかりました(どこまでの選手が集まったのか、蝶野や武藤なども含まれていたのかは不明です)。

 

藤波と長州が並んで選手の前に立ち、まず藤波が
「今日のような事態は昔、前田とアンドレでも似たようなことがあったわけで…」
と、必要以上に動揺しないように呼びかけます。

 

が、隣にいた長州がそれを打ち消すように、
「俺は今日という今日はアントニオ猪木にブチ切れた!今日のU.F.O.との一件は、オレが全責任を持って対処する!」
と宣言。

 

これを持って衝撃の1999.1.4ドーム大会は舞台裏も含め、終了しました。

 

次回⑤は、試合翌日からの流れを追います。

 

つづく

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