ポピー超合金~⑦「がんばれ!!ロボコン」1974(当時もの玩具)

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ポピー「超合金」人気を支えた番組として

●がんばれ!!ロボコン

も外せません。

「がんばれ!!ロボコン」
1974年10月4日〜1977年3月25日
NETテレビ(現・テレビ朝日)系全118話放送
(原作 石森章太郎)

 

実に足かけ3年、118話も続いた、というのはすごいですね。おそらく特撮番組史上、最長ではないでしょうか。

 

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「がんばれ!ロボコン」とは?

 

wikiによれば「柔道一直線」からの流れでスポ根→ロボコン、とありますが…私見ですが私はこの作品、「石ノ森流のオバQ」だと思っています。

 

藤子・F・不二雄先生が得意とする「家庭内異物混入コメディ」であり、ドラえもんと違いロボコンは「根はいい奴でにくめないキャラだけど、おせっかいでバカで親切が原因で毎回ドタバタが起こる」ってところもQ太郎と同じです(寅さんとも言えますね)。

 

毎回頑張るのに人間に迷惑をかけた点を指摘されて「0点」というのがお約束で、時にその理不尽過ぎるガンツ先生の採点にフラストレーションを溜めた子供たちも多かったでしょう。

 

売れに売れた超合金

 

超合金に関しては、Wikiに

「前評判のかなり悪かった放映当初は社内からも「超合金なんか作っても売れないだろう」と思われていたが、視聴率がうなぎ上りになるにつれ、スタッフ達は「どうしてロボコンだけ超合金が出ていないの?」という質問攻めを浴びた。

 

1974年内にロボコンのみが発売されクリスマス商戦で大人気を誇り、それを受けて翌春7月のガンツを皮切りに1期生と2期生のほとんどのロボットが発売され、最終的にほとんどのロボットがポピーから超合金として発売され、全26種となった。1番組で発売された超合金では最多発売である。

 

ポピーの本作による売上は1975年度で41億円に達し、同年の同社のキャラクターでトップになった。この結果、同社は玩具業界のトップに立った。これに最も貢献したのが本作といえる。」

 

とあります。

 

番組に登場する第1期、第2期の(雑魚キャラも含め)全ロボットが超合金化、というのはすごいですね。

 

 

なにせロボガキ、ロボワルはまだしもロボペチャやロボドロやロボパーやロボプーまでもが超合金になって発売されたという事実…売れたのか!?

 

キャラ別売上ランキングがぜひとも知りたいところです。

 


 

私は一番初期のこの写真のロボコンだけ持ってましたが、ほかのはまったく欲しくなかったですね(笑)。我が家のロボコンはこんな状態です。(笑)

 

第2期は走行タイプでハンドルが付いてすこしカッコよくなり(メカニックロボコン)、あぁ待てばよかった、と後悔したものです。

 

マドンナはロビンちゃん、島田歌穂さんが演じていた事は有名です。

スタート当初はロボットとされていましたがさすがに設定にムリがあり、途中から「バレリーナ星から来た宇宙人」という設定に変わりました。

 

秀才のロボガリやロボメカ、ロボデキ、大工ロボのロボトン、医療のロボペチャ、消防のロボショー、コックのロボクイ、焼き芋屋のロボプー(段々ネーミングセンスが…)などは用途が明確ですが、ロボワルとかロボガキ、挙句にロボパーは一体なんの目的で製造されたのでしょうか。

ちなみにロボドロは泥棒用ではなく防犯用ロボなのだそうです。

 


 

がんばれ!ロボコンは「根性」「負けじ魂」「頑張り」「正直者」の大切さ、尊さ、みたいなものがテーマにあり、それでいて道徳くさくなくてあくまでも楽しい娯楽作だったんですよね。

 

世話好きが講じるあまりおせっかい、邪魔者扱いされるロボコンを見るのは子ども心に辛かった記憶があります。

 

いまのご時世、「ウザい」で片づけられてしまうのでしょうが、現代にもこういう「主人公が愚直に頑張る」子ども番組が一つくらいあってもよい気がします。

 

【昭和 当時モノ玩具 記事INDEX】

ポピー超合金~①「マジンガーZ」1972
ポピー超合金~②ジャンボマシンダー「グレートマジンガー」1974
ポピー超合金~③「勇者ライディーン」1975
ポピー超合金~④「コンバトラーV」1976
ポピー超合金~⑤「UFOロボ グレンダイザー」1976
ポピー超合金~⑥「大空魔竜ガイキング」1976
ポピー超合金~⑦「がんばれ!!ロボコン」1974
ポピー超合金~⑧「ポピニカ」シリーズ!1972
ポピー超合金〜⑨「ゲッターロボ」&「グレートマジンガー」1974
ポピー超合金⑩「大鉄人17」1977

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